プロジェクトの基本情報
- プロジェクト:家賃保証サービスの申込、審査、書面交付などの業務に使用するWebシステムの開発
- 背景と目的: 賃貸借契約に関連して不動産管理会社などの貸主が保証会社の家賃保証サービスを利用する場合がある。その場合には家賃保証サービスの申込、審査、書面交付に関する業務が必要となるが、不動産管理会社にとってその業務負荷が大きかった。そのため保証会社はこれらの業務の負荷を軽減する目的でWebシステムを導入していた。家賃保証サービスに関する業務フローで、このプロジェクトでシステム化対象になっていたのはおおまかには以下の部分である。
- 不動産管理会社(貸主)が保証会社にサービスを申し込み、保証会社が申込を受け付ける。
- 保証会社が申込情報の審査業務を行った審査結果を貸主に通知する。
- 参画期間:6ヶ月(契約期間6ヶ月)
- チーム人数:6人
- 使用技術・環境
- 言語:PHP, HTML, JS
- フレームワーク:Laravel
- 開発環境:Docker
- 本番環境:AWS
- バージョン管理:GitLab
- その他ツールなど
- APIテスト:Talend API Tester(前Restlet Client)、Jmeter、Postman
- プロジェクト管理:BackLog
- チャット:Mattermost(マターモスト)
- phpmyadmin
- 業務内容・担当作業
- 環境構築
- 開発
- 住所検索API
- 住所自動入力用モーダル作成
- ユーザー管理機能
- メールアドレス変更
- パスワード変更
- パスワード再設定
- テスト
- 申込受付、変更API
- テスト仕様書作成
- テストデータ作成
- テスト実施
- 基幹システムとのデータ連携API
- テスト仕様書作成
- 住所検索機能のテスト
- 管理サイトのブラウザテスト
- 申込受付、変更API
- マニュアル作成
- その他資料整理(画面設計書の更新など)
振り返り
開発工程について
もともとテスターで入ったのですが、Laravelの知識と実装経験が少しあったので、APIやサイトの機能の実装も担当しました。参考にできるソースコードがあったのでそれを参照しながら実装を行うことができました。
テスト工程について
設計書をみながら、わからないテストの観点はチームの方に質問し、テスト仕様書を作成しました。テスト項目数が多く手動テストが困難だったのでJmeterを使用したAPIのテスト実施を行いました。
その他
利用者向け操作マニュアルの作成を行いました。利用者の権限ごとにやや異なる内容だったのですが、システムを利用するユーザーの視点を意識することにつながりました。
また、チーム開発の経験を初めてした現場だったので技術面以外の学びも多かったです。
今後の課題
自力で実装の見通しを立てる能力が不足していると感じたので、今後はその部分を強化し実装力をあげることが課題です。
今回は一部のみ担当したAPI開発やそれを使用するシステムの開発をやってみたいと思いました。
プロジェクトに関連する知識
家賃保証サービスとは?
賃貸借契約で貸主にとってリスクとなるのは入居者が家賃を滞納し収入が減少することである。このリスクを軽減するために保証会社が提供するのが家賃保証サービスである。保証会社は入居者が家賃を滞納した場合に家賃を立て替えて貸主に支払う。このサービスによって賃貸借契約における金銭面の保証を保証会社が引き受ける。
家賃保証サービスに関連する契約を整理すると、不動産の貸主、保証会社、入居者の間で以下のような契約を行うことになる。
- 貸主と入居者の間で、賃貸借契約
- 貸主と保証会社の間で、家賃立替払契約や家賃集金委託契約
- 保証会社と入居者の間で、保証委託契約